イギリス留学日記

日々思った頃などをポツポツ呟いていく、日記のようなものです。

MSAで習った精神ー7万円を取り戻せ

こんにちは

 

 

今日は長いです🙏

 

 

 

先日、イギリス人2人と,7万円をめぐり

一時間以上にもわたるバトルをしました。

 

バトル!?

 

と思われるかもしれませんが

 

 

「argument」の方のバトルです。

 

詳しく説明させてください。

 

 

 

 

僕は現在、大学の寮を借りております。

 

そのため、毎月に一度のペースで、寮費約7万円が、僕のクレジットカードから自動で引き出されるようになっています。

 

 

 

通常なら、何の問題もなく支払いが完了し、何の問題もないはずなのですが、

今回はなぜか支払いが完了しなかったようです。

 

 

 

 

メールが大学から届いて、直ちに払うようにと言われました。

 

そのため僕は「Finance Office」にまで出向き、

直接クレジットカードで払うことにしました。

 

 

ですがどういうわけか、

そのカードは直接機械に通しても「Decline」されてしまったため、

自分のデビットカードを代わりに使って寮費を払いました。

 

 

 

これで一件落着かと思いました。

 

 

 

 

ところが!!!!

 

 

 

 

そのあと三日後あたりに、今度は機能しなかったクレジットカードから

再度、7万円が抜き取られていました。

 

つまり、一月で14万円ものお金が寮費として支払われていたのです。

 

 

 

 

 

これはおかしいと思い、大学側にメールを送りました。

 

 

 

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⬆︎こんな感じです。

 

 

 

 

すると、大学からすぐに返信が来て、こう書かれていました。

 

 

「記録には一度しか払われた形跡がない。もしもそれでもあなたが2度払ったと言い張るののならば、証拠を見つけてからもう一度連絡してくれ」と。

 

 

証拠も何も僕の口座からお金が引かれていることには引かれています。

 

これはらちがあかないなと思い、

直接その日に再度finance office に乗り込みました

 

 

最初にレコードをもう一度調べてもらいました。

ですが、確かにレコードには支払われた形跡がありませんでした。

 

ですが、実際に僕のアカウントからお金が2度にわたりそれぞれ7万円、

それも大学へ支払われています。

 

そのことを力説するものの、

その記録が残っていないから私たちは受け取っていないと言われました。

 

 

どうやら彼女たちはカード会社を疑っているようでした。

「これは私たちにはどうしようもないから、カード会社に連絡してくれ」

と何度も言われました。

 

 

 

昔の僕なら折れてました。

 

 

でも

今回は違かった!

7万円余分はさすがに許せません、、、。

 

 

 

状況を整理すると、

 

  • 7日に一度直接デビットカードでお金7万円を支払った。
  • ところがその数日後に、今度はクレジットカードからもう一度7万円が引かれていた。ちなみに引かれていた日が11日。
  • それなのにもかかわらず、大学側は2度目は受け取っていないと主張している。

 

ここで一つ考えつきました。

 

もしかすると、自分のクレジットカードは、何らかの理由で、月の11日に初めてお金が支払われるため、その前に大学がお金を引き出そうとしても反応しなかった。

 

それが11日になってカードが支払い要求のようなものに初めて反応して、

大学側にお金が自動で移った。

 

 

そのことを大学に力説するも、

大学側はその2度目のお金をもらっていない!!の一点張り。

 

それに大学側の主張では、自分たちがコンピューターでお金を請求しない限り、

自動的にお金を受け取ることはない、とのことでした。

 

 

 

 

もうお金を取り戻すのは不可能か、、、と困っていたら、

 

また一つ思いつきました!!

 

 

もう一度整理しますと

 

  • クレジットから7万円大学に支払われた、という領収書がクレジット会社から届いた。
  • なのに大学は、自分たちから要求しない限りお金を受け取ることはない、と言っている。

 

 

ならば!今その失われた7万円は、僕の口座と大学の中間地点にある。

あとは大学がその支払いを受け取るのを待っているのではないかと!!

 

 

 

そのことを説明するも、

大学は「そんなことをしたらまたあなたが2度払わなければならなくなってしまう」

といい、試すのを極端にためらっています。

 

 

もう帰ってくれとも言わんばかりでしたが、

その時にふと浪人時代にMSAで言われたあることを思い出しました。

 

 

「本当に世界で通用する英語力とは、抗議する力である。自分が絶対に正しいと思った時に、相手に向かって自分の主張を自信を持って伝える。これが日本人はできないから舐められる。」

by MSA

 

この言葉がパッと頭の中に浮かびました。

 

 

ここで負けるかと、目に力を込め、ゆっくりと、力強く言いました。

 

「これが失敗してもそれは構わない。でもこれは僕のお金であってあなたのお金ではない。一度僕が言った仮説を試すために、コンピューターでもう一度奥の口座からお金を引き出そうとしてくれ」と。

 

すると、女の人が折れたように、

「本当はやりたくないのだけど、、、」

 

と言いながらその作業をしてくれました。

 

 

そしてその結果、中間地点で止まっていたであろうお金が大学に支払われました。

中間にいたお金が、大学の側に移ったのです。

 

これであとはそのお金を再度僕の口座に入れなおしてもらうだけです。

 

 

翌日に再度officeにいき、

今度こそお金を取り戻しました!!

 

 

2人はとてもびっくりしていました。

13年働いていて、このようなことは一度もない、と言われました。笑

 

 

 

 

改めて前よりも成長したなあと思いました。

 

英語面で言えば、あの時は必死になっていて気がつかなかったのですが

 

一度も相手の言っていることがわからないと思わなかったこと。

そのため一度も聞き直しませんでした。

更にいえば、この複雑な状況を英語でしっかりと伝えられたこと。

1年前ならできませんでした。一度も聞き返されませんでした。

 

しっかりと内容についてdiscussionができていました。

 

 

そして精神面

本当に一歩も引きませんでした。と言っても暴力的に乱暴な態度をとったのではありません。相手が言ったことを聞いて、しっかりとそれに対して的確な応答が取れました。しっかりと自分の意見を主張してお金を取り返すことができませんでした。

 

 

 

もしもアクセントが完全に日本のもので、態度もナヨナヨしてたら

ここまであの2人も真剣に取り合ってくれていなかったと思います。

 

舐められたら終わりです。その瞬間、真面目に取り合ってもらえません。

 

 

 

それだけ言語力と印象は大事だとこの2年で思い知らされています。

 

 

なんども書いていますがこれって当たり前ですよね。

 

例えば明らかな外国人が銀行に抗議をしにきたとします。

この時に、笑っちゃうようなアクセントと文法がぐちゃぐちゃな日本語で

自信なさげに話されるのと、

 

完璧ではないけれど文法もしっかりとしていて、リスニング力もあり、しっかりとコミュニケーションが取れるレベルの日本語で、オーラがある人が抗議されるので

 

どちらの方が真剣に取り合おうと思うかは一目瞭然ですよね。

 

要は迫力、覇気、と言ったところでしょうか。

 

よく聞く話が、母がいくら抗議してもらちがあかないのに対して、母が父を呼んだ途端に、接客の態度が変わる、みたいな、、笑

 

あれと似た原理でしょうか。

 

 

 

 

MSAで聞いていたあの時は、ボケーっとしていましたが、

この2年で自然とそれが少しは身についてたんだなあとおもうとれしいです。

 

 

 

 

 

 

 

長い長文お読みいただきありがとうございました。

 

以上、今日はお金を取り返したお話でした!